仲介(媒介)契約トラブル
不動産仲介業者との間で生じるトラブルの具体例
仲介手数料に関するトラブル
仲介手数料について事前の説明が不十分な場合や、取引の途中で追加の費用が発生した場合など、仲介手数料に関するトラブルが発生することがあります。特に契約成立直前に追加費用を請求される場合には注意が必要です。
媒介契約の違約金や解除条件に関するトラブル
媒介契約を途中で解除しようとした際、業者から違約金を請求されたり、契約解除がスムーズに行えなかったりするケースもあります。媒介契約には一般に「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」「一般媒介契約」の種類があり、それぞれ契約解除に関する条件が異なります。事前に契約内容を十分に理解しておかないと、トラブルの原因となることがあります。
物件情報に関する不正確な説明
仲介業者が物件の説明を行う際、事実と異なる情報を提供した場合や、重要事項説明が不十分だった場合、後から問題が発覚しトラブルに発展することがあります。たとえば、周辺環境や設備の不具合について説明がない場合や、誤った情報に基づいて購入や契約を行ってしまうと、買主にとって大きな負担となります。
媒介契約のトラブルに対する具体的な対処方法
契約内容を十分に理解する
媒介契約を結ぶ前に、契約内容や手数料、解除条件について十分に確認しましょう。特に、専属専任や専任媒介契約は他の仲介業者を利用できないため、解除に関する条件や違約金について詳細に確認することが重要です。
重要事項説明を求める
不動産取引の重要事項については、仲介業者が説明義務を負っています。不安がある場合には、契約前に詳細な説明を求め、質問に対する納得のいく回答を受けるようにしましょう。説明内容は書面での交付が義務付けられているため、その書面を確認して理解を深めることが大切です。
不動産相談窓口や専門家への相談
トラブルが解決しない場合や、仲介業者と直接交渉することが難しい場合には、以下の機関に相談することも有効です。
- ①消費者センター
- ②仲介業者が所属している不動産保証協会の苦情窓口
- ③不動産に詳しい弁護士などの専門家
①や②の方法で解決の糸口が見つからない場合でも、③の専門家のサポートを受けることで適切な対応方法を見つけられる可能性があります。特に、川崎ひかり事務所では、不動産会社の顧問をしていて媒介契約問題に精通していたり、宅地建物取引士の資格を有していたりする弁護士も所属しておりますので、媒介契約に関してお悩みのことがあれば、是非、川崎ひかり法律事務所にお気軽にご相談下さい。