独身で子供がいない兄弟が亡くなって相続が発生したものの、亡くなった兄弟の財産状況が不明な事案でした。また、他の兄弟姉妹である相続人の方も高齢であり、かつ、疎遠な関係であったことから、相続手続をとりまとめて行うことができる者がおらず困っている状況でした。
財産の詳細が不明である兄弟間の相続において全て遺産整理業務を速やかに行った事案
- 性別:男性
- 依頼者情報:年代:80代 続柄:兄弟姉妹
何から手を付けていいのか全くわからない。相続人もみな高齢者であるため、速やかに相続手続を完了したい。
亡くなった兄弟の自宅を訪問し、通帳や郵送物など財産に関する一切の資料を引き上げた上で入念に調査をしました。調査の結果、多額の金融資産(預金、株、投資信託)があることが判明しました。その他の細かい債務や契約関係も全て清算した上で、金融資産も解約・売却も含めて3か月程度で全て手続を完了することができました。亡くなったご兄弟は不動産も所有していたことから、弁護士の方で不動産の売却手続の代理も行わせていただき、相続人の方々には書類のご提供をしていただくのみで売却手続を全て完了させました。
兄弟間の相続の場合には、亡くなったご兄弟の財産の詳細が不明であることが多いとえます。そのため、プラスの財産とマイナスの財産が漏れないように、入念に財産調査を行うことが重要です。遺産の詳細が不明である相続事件でお困りの方は、是非、一度、川崎ひかり法律事務所にご相談ください。
その他の解決事例
不動産を他の相続人に取得してもらって、代償金を得るなどして解決した事案
使途不明金遺産分割遺産調査- 性別:男性
- 依頼者情報:年代:80代 続柄:妻
妻と子らが相続人となる事案で、長男Yが相続手続の話を進めており、依頼者Xさんは遺産内容等も把握できていない状況でした。
相続人の一人が被相続人の預金から私的な出金を行っていた事例
使途不明金遺産分割遺産調査- 性別:男性
- 依頼者情報:年代:50代 続柄:長男
被相続人Aが亡くなって、その相続人であるXさん(長男)とYさん(長女)の2名が遺産相続をめぐって争いが生じていた状況で、Xさんがご相談に来られました。
被相続人Aは、生前、Yさんと長年同居していて、亡くなる数年前からは、金銭管理をほとんどYさんに委ねている状態でしたが、具体的にYさんがどのような金銭管理等を行っていたのか等については、Xさんからは一切分からない状態でした。
相続人間の感情的対立が激しく、かつ、相談時には遺産の全容が判明していない事案
遺産分割調停遺産調査- 性別:男性
- 依頼者情報:年代:70代 続柄:姉の子(甥)
被相続人には子がなく、兄弟姉妹(ないしはその子)が相続人となる事案で、大きく分けて2つのグループに分かれている状況でした。
依頼者が属しているグループは、遺産がどのようになっているか正確なところが分からず、相手方と話もまともにできない状態で、話が進展していかないという状況でした。
叔母を相続した相続人の1人である甥が、叔母の財産も相続人の詳細も全くわからない状況であった事例。
遺産分割遺産調査- 性別:男性
- 依頼者情報:年代:50代 続柄:甥
生前に親交があった独り身の叔母が亡くなり、葬儀などを執り行った甥の方からの相談でした。
生前に叔母と親交はあったものの、叔母の財産の状況はほとんど把握していない状況でした。
また、叔母は結婚しておらず、既に亡くなっている兄弟もいるなど叔母の相続人が誰になるのかもはっきりわからない状況でした。