交通事故の統計データと事故を防ぐためには |川崎で交通事故に強い弁護士への相談

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交通事故の統計データと事故を防ぐためには

1 交通事故の統計データ

警察庁のホームページでは,交通事故に関する統計データが公表されています。
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/toukeihyo.html

2 最新の交通事故の統計データ(令和元年度)と死者数

年次データについては,本コラムを書いている令和2年10月26日時点での最新データは令和元年(2019年)のものになります。

「令和元年中の交通事故死者数について」という資料によれば,令和元年中の交通事故死者数(24時間以内)は3215人だそうです。
年々救急救命治療のレベルが高まっているため,事故で致命傷を負っても24時間以内に死亡しないケースも増えているようです。
そこで,統計データとしては30日以内の死者数も併せて公表されています。
令和元年度の30日以内死者数は3920人で,平成30年度から246人減少しています。

3 これまでの死者数等の推移

平成5年(1993年)以降の推移を見ると,平成5年に1万3272人だった死者数が,その後年々減少し,平成14年(2002年)に1万人を,平成26年(2014年)に5000人をそれぞれ下回り,令和元年は4000人を下回ったようです。
交通事故の死者数が年々着実に減少しており,25年で3分の1以下になっている点は評価すべきことですが,それでもまだ日本全国で1日あたり10人以上の方が交通事故で亡くなっているという大変痛ましい事実が今目の前にあります。
また令和元年の重傷者数は3万2025人で,一日あたり90名弱の方が交通事故で重傷を負っています。

4 交通事故を防ぐためには

事故件数をはじめ,死者数,負傷者数など全体的に減少している傾向はあるようですが,交通事故がさらに減っていき,理想ではありますが,最終目標として事故が発生しなくなることを心より祈念します。
そのためには,取締の強化,交通法規・ルールの適正化,道路の整備,車両に関する安全技術の向上などに加え,なんといってもドライバー自身の安全運転の徹底が肝要でしょう

この記事を監修した弁護士

池田 博毅(神奈川県弁護士会所属)

2001年に弁護士になってからというもの弁護士になってよかったなと実感する毎日を送ってきました。苦しいことつらいこともままありますが,依頼者から感謝の言葉をいただくたびにそんなものは吹き飛んでしまいます。事務所のポリシーとして掲げている「正義は勝つ」という言葉・・・「正義」とは難しい概念です。それぞれの人に正義があり,それぞれの立場に正義があるときに「正義」の名の下にひどいことが行われたりもします。それでも私は「正義」というものが実在し,「正義は勝つ」と信じています。そのために少しでもお役に立てるよう努力していきます。

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