新型コロナと交通事故 |川崎で交通事故に強い弁護士への相談

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新型コロナと交通事故

昨年(令和2年)から収束の気配が見えない新型コロナウイルスで,世界全体が心身ともに疲弊しているところです。経済にも大ダメージを与え続けており,有効的なワクチンの開発などによって感染症の恐怖を克服できても,しばらくは影響が残りそうです。
そのような暗い雰囲気が蔓延する中,日本全国での昨年の交通事故死者数が,過去最少の2839人であったという,やや気持ちの安らぐニュースを見ました。まだ3000人近い犠牲者が出ていることは大変痛ましいことですが,「昨年より減った」「年々減っている」「過去最少」ということそのものはよい傾向だと思われます。
減少の理由は様々であると思われますが,緊急事態宣言などによる外出自粛も少なからず影響していると思われます。
交通手段としての自動車の利用は,電車・バスなどの公共交通機関と異なって密を避けることができるので,感染症対策としても有効です。
私自身昨年来,電車・バスでの通勤を控え,自家用車での通勤を心がけています。
他方で,東京都では,昨年(令和2年)の交通事故死者数が155人で20人あまり増えているそうです。原因として挙げられているのは,交通量が減少したことにともなう速度増加です。
車両の運動エネルギーは速度の二乗に比例するので,速度を少し上げただけでも衝突時の衝撃は大きく跳ね上がってしまうおそれがあります。また,飛び出しなど急な事態への対応も難しくなります。交通量が少なくとも,制限速度を始めとする交通ルールの遵守を徹底しましょう

この記事を監修した弁護士

池田 博毅(神奈川県弁護士会所属)

2001年に弁護士になってからというもの弁護士になってよかったなと実感する毎日を送ってきました。苦しいことつらいこともままありますが,依頼者から感謝の言葉をいただくたびにそんなものは吹き飛んでしまいます。事務所のポリシーとして掲げている「正義は勝つ」という言葉・・・「正義」とは難しい概念です。それぞれの人に正義があり,それぞれの立場に正義があるときに「正義」の名の下にひどいことが行われたりもします。それでも私は「正義」というものが実在し,「正義は勝つ」と信じています。そのために少しでもお役に立てるよう努力していきます。

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